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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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ごめんなさい

週末にクリスマスツリーを出しました。
これを出すと、クリニックは一気に年末の雰囲気になります。

はじめはクリニックを建てたときに三井ホームさんからいただいたクリスマスのディスプレイを寝かせておくのももったいないと、遊び心半分で大きなツリーを購入し、思いっきりクリスマスに飾ったのがきっかけ。。。

思いがけず、皆さんにも好評で、開院以来ずっとこの時期になるとスタッフ全員で2時間以上かけて飾り付けをします。

あ~、今年ももうすぐ終わるんだな。。と振り返り。。。
この一年このブログを随分さぼってしまったっことを猛反省しております。

気がついたら、年頭挨拶をしたっきり。。
なんということ!!!

楽しみに訪れてくださっていた方にも、大変申し訳ない一年でした。。。

今月の言葉も、毎月クリニックではカードにしていたのですが、なかなかブログ更新には至りませんでした。本当にごめんなさい。

また、心を入れ替えて精進しなくちゃ!

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発想力に脱帽!

一般財団法人 理数教育研究所開催の『算数・数学の自由研究』作品コンクールに入賞した『メロスの全力を検証』という研究が、注目されているらしい。。。

そこで、「走れメロス 中学生」で検索したところ、たくさんのヒット!

全文があったので、印刷して読んでみました。「メロスの全力を検証」

国語の教科書にある太宰治の「走れメロス」を読み、そこに書かれている状況を分析し、メロスが全行程をどのくらいのスピードで走ったのか?

それを検証した研究です。

文学作品を単に文学的内容でのみとらえ、「全速力で走った」と書かれていれば、何の疑いも抱かずに、「そうか全速力で走ったのか!」と感動して終わるのではなく、全速力ってどのくらい?と疑問を抱く感性には、本当に驚かされます。

だれもが知っている有名な友情物語。

だれも今までそこに疑問の余地を挟んでこなかったことも目から鱗がはがれる思いですが。。。

それを数学的に検証してみせるとは!!!

結果は。。。。?

是非、一度、全文を読んでみて下さい。

彼の感性に感動しますよ!

(待合室に全文の印刷、しばらくおいておきますので、よろしかったらどうぞ!)

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大晦日

随分、ご無沙汰している間に、今日はもう大晦日です。

年々、時間が経つのが早くなります。

クリスマスシーズンを終え、ツリーを片付け、最終診療日にスタッフ全員で夜中まで棚卸し。。。

休みに入ると、年賀状を書いたり、お正月の食材の買い出しに奔走。。。

日頃たまっている仕事を片付けたら、今日は、年始のカード作りです。

なにかと慌ただしいのがこの年末の休暇。

それでも、また新しい年に皆さんひとりひとりと少しでも窓口でお話しが交わせるようにと、毎年、ごあいさつ代わりの年賀カードを心をこめて作っています。

毎年、楽しみにされている方も少なからずいらっしゃるようなので、私が元気な間は当分続けるつもりです。


さて。。。今年は、春に新しいスタッフを迎えたり、アニマルセラピーという新しい分野も始めたりしました。ようやく新体制も軌道にのり、穏やかに新しい年を迎えられそうです。

皆様の一年は、どんな一年だったでしょうか?

来年もまた皆さんの笑顔をたくさん見られるよう、スタッフ一同、力を合わせて頑張っていきたいと思っています。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

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ようやく始まります!

今日、クリニック(我が家)の除染のための打ち合わせがありました。

震災以降、あちこちで除染作業が行われていました。

クリニックのある地域でも、除染作業をしますよ。。と説明会があったのは、確か。。去年の10月頃??

それから、約1年。。。

ようやく始まる。。らしいです。

。。で。。。その前段階として、作業の打ち合わせ、確認と、ざっと線量の確認。

とりあえず。。我が家は庭もそれなりにあるので冷や冷やでしたが、この地域の標準程度ということでした。

秋になったので、秋冬用に庭の手入れと花の入れ替えなど、考えていましたが、除染が終わるまでは、難しそうです。
ちょっと殺風景ですが。。ご勘弁を。。

10月~少しの間、ご迷惑をお掛けするかもしれません。

とはいえ、今日の打ち合わせだけでも、かなりの時間をとられて。。こんなことを日々、一軒一軒回ってやっていらっしゃるのだなと思うと、なんと大変なお仕事なんだろうと思いました。。

予定の作業日程から、大幅に遅れているのもなんか、納得でした。

いやいや。。ほんとにご苦労様です。





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巣立ち

今年、息子が高校を卒業する。
昨日は、その卒業式だった。

息子の行く高校は、基本的に私服が許されているので、3年間ほとんど学生服を着ることがなく、高校入学の時には特に新調することもなく中学の時の制服を着て式に臨んだ。
入学の翌日から、彼はずっと高校生活を私服で過ごした。

高校生になって身長が伸び、さすがに中学の時の制服では。。。と高校2年の時に学生服を新調した。
入学式や卒業式に参列するためだけの。。あるいは受験の時のことを考えて。

だから、この3年間、彼の制服姿をみるのは、数えるほどの回数だった。

卒業式の朝、その制服を身につけた息子をみて、おぎゃーと生まれたあの日から実に18年。。。
よく成長したものだとつくづく思った。
見慣れた私服と違って、やはりそれなりに制服姿というものはキリッとするものだと思った。
それに制服そのものがまだ新しい感じなので、卒業式と言うより入学式のように新鮮な感じ。
もう着ることも、みることもないであろうその姿をみながら、自分の母親としての役割の一区切りを実感した。
親からの巣立ち。。。そして新たなる旅立ち。。。新しい制服姿はその晴れ姿のようだった。

娘の卒業の時には、病気をして途中で休学し、復学後の卒業ということもあり、笑顔で歩いてくる娘をみて、涙がとまらなかった。

でも、今日はきっと泣かないで済む。。と臨んだ卒業式だったが。。。

祝辞や送辞、答辞の中に必ずでてくる震災と復興の話を聞いているうちに、2年前のことを思いだし、やはり涙が止まらなくなった。

心弾ませ入学し、1年間がようやく終わりかけた3月11日、あの震災が起きた。
その後のめまぐるしい生活の変化は、語りはじめるときりがない。

地震直後の断水生活。
給水のために朝早くからタンクをもって息子と並んだ。
それまでは、あまり頼りにならないところもあったが、力のない私を心配して一緒に並んでくれていた。はじめて、息子をいつの間にか頼もしく成長したものだと思った。
原発の事故のことを知ったのは、その後のことだった。はじめからわかっていたら、きっとあんな時に屋外に何時間も並ばせることはなかっただろうに。。。

原発事故のことが深刻になってからは、自分たちの身の安全や将来が見えなくなった。
役割上、ここを離れるわけにいかない私達だが、せめて子供だけは安全なところに。。。
そう思ったときには、ガソリンもなく、交通も規制され、身動きがとれない状況になった。
仙台行きのバスが復活すると聞いたとき、すぐにそれに乗せ、娘のいる仙台にとりあえず送り出した。
バタバタと急に決まり、いつまでそんなことが続くのかもみえないまま、不安もあっただろう。
家族がこのまま離ればなれになることもあるかもしれないと口には出さないまでも、彼自身もそれを覚悟していただろう。
その後、神戸の知人を頼って、姉弟で避難生活。
幸い、良い人達に囲まれて、ひとときの安らぎをえられたことも確かだが、先のみえない生活に自分たちがどうなっていくのか、考えない夜はなかったであろう。

原発の状況次第では、高校の転校も考えなければならなかった。
彼の友人の中には、(偶然なのだが)同じ神戸の高校に転校した友もいると聞いた。
もしかすると、自分が通った高校に息子も通うことになるかもしれないと考えていた。
しかし、幸いそれは免れ、今この卒業式を迎えている。入学した高校で卒業式を迎える。。
当たり前のことだが、その頃はそれが当たり前ではなくなっていた。

自分ではどうしようもない環境の激変に耐え、部活動、学業と彼なりに努力をつづけてきたことだけは確かだ。
後輩達に慕われ、学友達に囲まれて、入学したこの高校を卒業できたことが、もしかすると奇跡なのかもしれない。

そんなことを思いながら、涙の中、彼を見つめていた。

この春、彼は自分が目指していた大学に入学することが決まっている。
この3年間の貴重な経験は確実に彼に何かを残し、成長させてくれたと思う。
そして今ここに自分の足で、着々と自分の人生を歩き始めている彼がいる。

親としての役割が一つ終わる日。。。

ここから大きく羽ばたいて、いつか親を超え、私達が「参りました」と言える日がくることを期待している。

卒業、おめでとう。


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