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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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ほっこりとあたたかい映画です

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

この長い、意味深なタイトルの映画を観てきました。

9・11でお父さんを亡くした少年が父親の部屋で見つけた鍵の手がかりを探す旅をする中で、父の死を乗り越えていくというストーリー。。。

ただシンプルに、親子の絆を題材にした映画を想像して、観に行きました。

クイズ番組で優勝した、役者経験のない少年が、主人公のオスカーに抜擢されたという情報もちょっと関心があり。。。


見終わって、なぜこの子でなければならなかったか。。。よく理解できました。

主人公の子供、オスカー少年にはアスペルガー症候群という障害があり、独特の資質と才能をもつ半面、様々なものへの不安、恐怖も併せ持っています。

父親はその彼の特性を十分理解し、彼をサポートしながら、うまくコントロールしている存在でした。

その司令塔とも言うべき父を亡くし、彼の中での混乱が始まります。


その混乱の中で偶然、みつけた一つの鍵。。。

そこから始まる彼にとってみれば、実に壮大で危険と不安に充ち満ちた探索の旅。。。

途中で彼の旅を手伝ってくれる祖母の家の物言わぬ年老いた「間借り人」。。。

見守りつづける母。。。


映画全体にあったかな空気が流れ、心を揺さぶられます。


アスペルガー症候群という一般的に理解されにくい障害の特徴をよくとらえて描かれていたと思います。

ただ。。。まったくこの障害のイメージがないままにみると、頭はいいけどちょっと気弱でわがままで傲慢な子供というだけの印象で終わってしまうかもしれませんが。。。。

それでも。。。脇を固める俳優陣が、やさしく彼を包み込むように物語は進んでいくので、それだけでもほっこりとなれる映画です。

おすすめの一編です!




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