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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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4月の言葉

すべての物・人・状態・体験に

感謝できる心になることが

幸福へのパスポートである

            村松智文

 

どんなときでも、ありがとう。。。と笑顔で自然に言える人は、素敵な人だと思います。

嬉しいときだけではなく、辛いときでも、悲しいときでも、その状況を前向きにとらえて自己成長の糧として、感謝できる人は、どんな人でもうらやむような輝きを持っていますよね。

 

何かに感謝する気持ちは、人間関係を円滑にする潤滑剤でもありますね。

ありがとうと言われて、不機嫌になる人は、あまりいないのではないでしょうか?

 

日本人は、誰かに何かをしてもらったときに、すぐに「すみません」と謙遜した言葉を使う人が多いのだそうです。

でも、そう言うときに素直に笑顔を添えて、「ありがとうございます」と感謝の言葉を言えたなら、お互いにとても和やかな雰囲気になって、一瞬でも、幸せを共有できるのでは。。と思います。

 

先日読んだ本に書いてあったことですが、水を入れたペットボトルに、「ありがとう」とか「うれしい」とかのプラスの言葉を貼り付けて一晩おいた後、氷にするととてもきれいな結晶になるんだそうです。

その反対に、「死ね」とか、「バカヤロウ」とかの汚い言葉を貼り付けたものは、かなり結晶そのものが乱れてしまうらしいです。

 

人間の身体も大部分が水分でできていることを考えると、日々「ありがとう」という言葉を唱え、「うれしい」という気持ちを感じることで、安定した状態が保てるのだとか。。。。

 

そんなことを家族に話したら、一笑に付されてしまいましたが。。。

 

皆さんは、信じますか?


嘘みたいな話でも、いいなと感じたことを信じて、実行し、生活に取り入れてみる。。。。。

そういう素直な心持ちが、どんな小さなことでも、幸せを感じられる心につながるかもしれませんね。 

 

「感謝」という言葉に関連して、こんな詞もあります。

続いてしまいましたが、先日の記事の中の「母の言葉」と同じ作者です。

 

 

 『謝る』   浜 文子


   
喜びのとき
どこかで悲しむ人を 思い


笑っているとき      
どこかの泣いている人を 忘れない


                   
誰かが きっと 誰かの分を泣き
誰かがきっと 誰かに幸せを 差し出して

 
                
ああ だからこそ

 

感謝の文字には  
詫びる心が 添えられているのだ


 
ありがとうと共にある ごめんなさい

 


幸せを抱く日の 美しい文字
感謝
 

 

 「感謝」って、本当に素敵な言葉ですね。。。 

拍手[5回]

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母の言葉

今朝、ちょっとしたことから、こんな詞をみつけました。

とても心に響いたので、みなさんにご紹介します。

 

 

『 こだま 』  浜文子

 

 

止まない雨はない。

明けない夜もない。

耳底に響く母の言葉が

時間の橋を渡り、

裏返った心を表に返しにやって来る。

母は言わなくてはいけない。

幾度も言わなくてはいけない。

生命にうなずく言葉を。


傾いた夏空

夕暮れのぬかるみ

遠のく風景の肩越しに

子供が聞くのは、

こだまになった

母の言葉
 

 

早くに母を亡くしたせいか、こういう詞には、心を動かされます。

私の母の生涯は、苦労の連続だったこともあり、いろいろな節目で、その人生で学んだたくさんのことを教えてくれました。
 

今でも、迷ったときや悩んでいるとき、母であればどんな風に言葉をかけてくれるのだろう。。。と、自分なりに想像して、母の言葉を想い出し、決断しているときが多いような気がします。

まさに、この詞のように、母の残してくれた言葉は、想い出とともに言霊になり、心の奥底でこだまとなって、今も折に触れ、響いています。

 

こういう詞に触れると、自分は子供達に、いつまでも心に響くような言葉を、どれほど残してやれているのだろうか。。。とちょっと考えこんでしまいますね。(笑)

冗談ばかり言って誤魔化さずに、時にはまじめに語るのも大事なのかもしれません。

 

いつも想い出しては、支えになっているような「母」の言葉。。。。

皆さんにもきっとあると思います。

そっと想い出して、そしてかみ締めて、奥底に眠る忘れていた元気を呼び覚ましてみてはいかがでしょう。。。

拍手[5回]

一秒の言葉

3月もいつの間にか、終わりに近づきました。

3月は、別れの季節。。。

見送る人、見送られる人。。。

旅立ち、分岐点。。。

いろいろな想いを胸にこの時期を迎えている方々も多いのではないでしょうか?

 

 

そして、4月は出会いの月。。。

新しい出会いに胸をときめかせている方もいることでしょう。

 

そんな季節に、こんな詞をお届けします。

 

 

『 一秒の言葉 』  小泉吉宏

 

 

「はじめまして」

この一秒ほどの短い言葉に
一生のときめきを感じることがある

「ありがとう」

この一秒ほどの言葉に
人のやさしさを知ることがある

「がんばって」

この一秒ほどの言葉で
勇気がよみがえってくることがある

「おめでとう」

この一秒ほどの言葉で
幸せにあふれることがある

「ごめんなさい」

この一秒ほどの言葉に
人の弱さをみることがある

「さようなら」

この一秒ほどの言葉が
一生の別れになるときがある

一秒に喜び、一秒に泣く。

一生懸命。。。。一秒。。。。

 

 

 

昔、大晦日(?)にSEIKOが、その日だけ流すCMがありました。

1985年の大晦日(?)に一度だけ、放送されたCMで使われた詞です。

 

短い言葉の中に、人はどれほどの気持ちをのせて、相手に伝えることができるのでしょう。。。

短い言葉の中に、人はどれほどの気持ちを相手から受け取ることができるのでしょう。。。

 

言葉を発する側と、受け取る側の想いが、近ければ近いほど、たった一秒の短い言葉であっても、心がふるえる体験として、一生刻まれていくのだと思います。

 

このブログも、開院したときにはじめてから、もう随分経ちました。

その間、お引っ越しもしたりしましたが。。。

長く続けられているのは、「読んでいますよ!」という皆様の応援のおかげです。

ありがとうございます。

 

なかなか、更新も途絶えがちですが、これからも、時には短く、時には長く、その時々の想いを綴っていけたらと思っています。

一言でも、誰かの心に届く言葉が綴れたなら幸せです。

これからも、宜しくお願いします。

 

ちなみに1985年に、放送されたCMは、こちらです。

 

 

 

 

このCMは、2008年にリメイクされているようです。

リメイク版は、こちら。。。

どちらがお好きですか?

個人的には、昔のバージョンの方が、なんとなくしみじみしていて好きです。

 

 

拍手[2回]

乾杯!

またまたプライベートな話題で恐縮ですが。。。。

今日は、娘の19歳の誕生日。

子供達の誕生日にはいつもケーキを買って、食事のあとにささやかなお祝いを毎年毎年、重ねてきました。


あと1週間で、この家を離れて、一人暮らしを始める娘。。。

家族そろって、お祝いするのは、もしかするとこれが最後なのかも。。。と考えたら、少し寂しくなりました。

 

最近ではローソクも、適当な数をならべていたのですけど、なんとなく今年はちゃんと19本たてたくなって。。。

長いろうそくを別に求めて準備しました。

長いようで短い。。。短いようで長い、19年の歳月を想い出しながら、 19本のろうそくに一本一本灯をともし。。。。 

ゆらゆらと静かに揺れるろうそくの炎は、妙に優しくて。。。。

  

おなかにあなたがいると知ったとき、とても嬉しくて。。。

会えるのが待ち遠しくて、待ち遠しくて。。。

 その時からを含めると、かれこれ20年、一緒にいることになりますね。

 

出産という初めての体験は、痛みもたくさんあったけど。。。産声をきいて、顔を見た瞬間に、すっかり忘れてしまうほど、素敵な体験でした。

 

1歳。。。発達も早くて、誕生日の頃にはおしゃべりもたくさん、しっかりと自分の足で歩いていましたね。

 

2歳。。。沖縄を離れて福島へ。引っ越しのために、ひとつひとつ片付けられていくおもちゃをみながら、「私のおもちゃ、どこ行っちゃうの?」と不安げでした。

 

3歳。。。病院の託児所と地域の保育園。。2重保育で、よくがんばってくれました。飛行機雲をおっかけて土手の上をかけていたっけ。。。

 

4歳。。。弟が生まれて、何かとお姉ちゃんだからと言われることに抵抗しながらも、しっかり「お姉ちゃん」をしていましたね。

 

5歳。。。託児所でのちび保母さんぶりは、板に付いてきて、弟がやきもちを焼くほど。でも保育園のおやつだけは、自分で食べることなく、食いしん坊の弟にとこっそりもって帰ってくるような優しいお姉ちゃんでした。

 

6歳。。。小学校1年生。早生まれの上に、小さな身体。ランドセルが大きくて。。よろよろと坂道をかけて行く後ろ姿は、かわいいやら、こころもとないやら。。。

 

7歳。。。ちょっと友達になじめずに、小さな胸をいためたこともあったけど、がんばって乗り越えましたね。

 

8歳。。。ゲーム機を与えてなくて、ポケモンを知らず、担任の先生がポケモンの歌を直々に教えてくれるということもありました。(笑)

それからですね。。うちにゲーム機が登場したのは。。あなたより、弟の方がはまってしまいましたけど。。(笑)

 

9歳。。。ちょっとずつ大人になって、自己主張も少なからず。。。

 

10歳。。。学校でのいろいろなことが、彼女を随分悩ませていました。多くを語ってはくれなくて、何も手助けできなかったけど。

 

11歳。。。卒業年を前にして、通い慣れた学校から転校。保育園からずっと一緒だった友達と離れて大きな学校へ行くのは不安だったでしょう。でも、文句も言わず、私を助けてくれました。

 

12歳。。。中学生。。セーラー服を着て、すっかり大人になったんだな。。と実感したけど。今の彼女からすれば、やっぱり幼い中学生。

 

13歳。。。部活、生徒会と懸命に打ち込んでました。小さな身体で、手を抜くことを知らずに。。。

 

14歳。。。高校受験。コツコツ型の彼女は、その日々の貯金を生かして、推薦で合格してくれました。ハラハラさせられることもなく、親孝行です。

 

15歳。。。高校2年。。それこそ、高校生活を十分に満喫するかのように、いろんなことに精力的に挑戦していました。自分の健康も顧みず。。。親の私はそれにブレーキをかけてもやれず。。。

 

16歳。。。ささやかな希望も夢も打ち砕かれるように、病気になり。。学校を休学。。

 

17歳。。。1年間の涙とともに過ごし、そして再び懸命に努力した日々を忘れないでほしいと思います。

そして、サニーとの出会い。。。夢との出会い。。。

 

18歳。。。復学。。。体調管理とやりたいことの狭間で、高校生活は思うように燃焼できなかったかもしれないけれど。。

 

そして。。。今日。。。19歳になりました。

 

これから先、一本一本、ローソクが増える時、彼女は誰に囲まれてこの日を迎えているのでしょう。

たくさんの人に出会い、たくさんの人に助けられ、愛され、そしてそのことに感謝しながら、自らもまたその素敵な笑顔で、多くの人を幸せにできる人になってほしいと思います。

 

家族と密着してすごした19年とは遙かに長い歳月を、これからいろいろな人と関わり、過ごしていく彼女の未来に乾杯!

 

誕生日、おめでとう。。。

 

拍手[8回]

初心者はお嫌い?

先日、娘が運転免許を取得しました。

練習用に私の車を使うことにしたので、現在初心者マークが付いています。

そのたびごとに付け替えればいいのでしょうが、めんどくさがり屋なので、つけっぱなし。。。

私が運転するときも、つけたまま。。。(本当はいけないのでしょうが。。。)

 

今日、娘と本屋に行きました。

もちろん、運転は私。。。

広い駐車場。。。どこでもいいけど、まあ、ゆったりと停めましょう。。と比較的余裕のあるところへ停めました。

 

すると、直前に停めたはずの隣の車。。。

私たちが停まると同時に、すぐに別の場所に移動してしまいました!?

 

何故??

 

と不思議に思ったのですが。。。

 

すぐに、わかりました!

 

きっと、「初心者マーク」が、嫌われたんですね。(笑)

拍手[0回]



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