[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
洗濯機が調子が悪くなりました。
先週あたりから、脱水機能がどうもうまくなく。。。
脱水の途中で、エラーメッセージがでて、止まってしまうという現象がたびたび見られるようになり。。。
今朝も、何度も止まってしまって、いよいよ覚悟を決めなければならない状況になりました。
2年ほど前に、乾燥機が壊れて、買い換えるとき、乾燥機能のついたドラム式洗濯機がちょうど出てきたばかり。
旦那様には、洗濯機も買い換えるつもりで、ドラム式にしたら?
と言われたのですが、その時は、まだまだ洗濯機ががんばってくれると思っていましたので、とりあえず乾燥機のみ購入して、現在にいたっていました。
でも、今回は将来的なことも考えて、ドラム式の洗濯機にしてしまおうと言うことで、意気揚々と電気屋さんへ。。。
いざ、いろいろな商品を目の前にして、品選びをしてみると、なかなか決断できず。
あ~でもない、こ~でもない。。といいながら、店員さんの説明を聞いていました。
まだ購入して2年ばかりの乾燥機ももったいない。。とか
どこかでタイミングを合わせなければならないのだから、今回思い切って買いましょう。。とか。
悩むこと一時間。。。。
結局、普通の全自動洗濯機の今より容量の大きなものを買うことにして、値引き交渉。。。
いざ在庫を調べて。。なんてお願いしている間に、いろいろな部分をチェックしてみると、フィルター部分の使い勝手の悪さや、すぐに壊れてしまいそうな構造。。。。そんなところが気になって。。。
それまで、静音だ、節水だ、節電だ、大きいの、小さいの。。。なんて言っていたのもまったく関係なく、選んだのは、一番安い、何の機能もついていない、ごくごくシンプルな洗濯機。
決め手は、一番壊れにくそう。。ということ。
我ながら、おかしくて、帰る道々、笑いが止まりませんでした。
ずっとつきあってくださった店員さん、振り回してしまって、ごめんなさい。
大きな売り上げになりそうだったのに、さぞがっかりさせてしまったかも。。。。
あと数年後に、また宜しくお願いします。(笑)
それにしても、洗濯機にも心があるのか、新しいのを買うと決めたときから、かなりの頻度で。。というより毎回エラーが出るようになってしまいました。(笑)
ヘトヘトのまま、我が家のためにずっと頑張ってくれていたのでしょうね。。。
お疲れ様。。。長い間、ありがとう。
広島の学会に行ってきました。
初日の午前中、ひとつだけ聴きたいシンポジウムがあり、3日間の開催なのに片道6時間かけて、たった2時間半のための旅。。。。
それでも、道中DVDを観ながら、のんびり座っていけるので、さして苦痛にもなりません。
あっちやらこっちやらに、移動しながら、飛行機で行く方が、最近は面倒に思うようになりました。
学会のシンポジウムを聴き終えて、駅に向かうために乗ったタクシー。。。
それは、本当に偶然の出来事。
その前にも人を乗せて会場についたタクシーがいて、その人が降りたら当然、乗せてくれるだろうと待っていましたが、おろすと同時に扉は閉まり、最初のタクシーはそそくさと去ってしまいました。
縁がなかったのですね。
次に来たタクシーの運転手さん。。。
その光景を見ていてくれたのか、お客さんをおろしながら、にっこり笑顔でこちらに視線を移し、こくりとうなづき、「大丈夫ですよ」と無言の合図をおくってくれました。
「ありがとうございます。」
と乗り込むと、
「もう帰るのですか?」
と人懐っこそうに話しかけてきます。
50代後半から60代前半くらいの男性運転手さん。。。
「どこからですか?」
「福島からです」
「何時間かかるん?」
「6時間くらい。。。」
「そんなに時間かけて。。。大変じゃったね。」
「おたくさんらも、精神科の先生?」
「まあ、そんなところで。。。」
なんていう他愛のない話。。。
タクシーに乗れば、いつもそうやって話しかけられることが多い私。。。
タクシーだけではなく、昔から何かにつけて知らない人に声をかけられては、よく身の上話をされます。(笑)
あ~、またいつものことだ。。と思いながら、初めは油断して聴いていましたが、今日のそれはいつもとちょっと違っていました。
いろいろと世間話をしているうちに、突然。。。
「わたしも、息子の7回忌が終わりまして。。。」
そんな話題に。
少し、とまどいながら、ついついいつもの癖が。。。
「息子さん、お亡くなりになったんですか?」
と続けてしまったわけです。
そこから、堰を切ったように、運転手さんの身の上話が始まって。。。
でも、聴けば聴くほど、波瀾万丈の人生。
ここに詳しく書くことは出来ませんが、人の人生に、こんなにたくさんの試練がたたみかけることもあるのか。。と思うほど、涙をこらえて聴くのが大変でした。
でも、そんな大変なことも、気丈に笑顔を交えながら、語る運転手さん。
信号待ちで見せてくださった写真は、亡くなった息子さん。
息子さんの人生も、短い人生なのに、その父に負けず劣らず、波瀾万丈。
でも、そんな辛い体験も何ともしないような、生き生きと笑う息子さん。
またまた、泣きそうになりながら、かける言葉もなくし、ただただその運転手さんの話に耳を傾け、頷くだけの私。。
「だいぶ、なれては来たんですけど。。いろいろ考えると、頭がおかしくなりそうになります。
でも、再婚して出来た子供がまだ高校生。。。まだまだ頑張らんと。。そう思ってやっていますよ。」
そう豪快に笑顔で語ってくれた運転手さん。
心で泣きながら、表で笑うって、こういうことを言うんでしょう。。。
本当に素敵な心に沁みる笑顔でした。
人が生きていくことの辛さや悲しさ。。。
それを抱えながら、倒れても、打ちのめされても、立ち上がって、前を向き、頑張って笑顔で生きている人の強さ。。。
そして、まだまだ幸せだなって思える自分の人生。。。
たった15分の道中。。。
でも、「自分も、まだまだ頑張らなくっちゃ!」
と思える時間でした。
お互い名前も知らない、もう会うこともない出会いでしたが、なんだかとても心が洗われるような気持ちになりました。
遠くに離れていても、どこまでも続いている同じ空の下で、あの運転手さんも頑張って生きている。。。そう思うだけで、私も頑張る力をもらった気分です。
この15分の出会いを、私は一生忘れないでいたいと思います。
さあ。。また今日から、頑張るぞ!
あの運転手さんにまけないように。。。。
ブログの更新をちょっとさぼっている間に、クリニックの庭も、ずいぶん賑やかになりました。
どの花も、今を出番とばかりに、咲き乱れています。
待合室の窓から、正面に見える白とピンクが一本の木に咲くツツジが、毎年真っ先に花をつけると、その後ろにある真っ赤なツツジも、遅れてはならないとあとを追うように咲き始めます。
その後は、次々にあちらこちらの木も色とりどりの花を咲かせてくれます。
いつも庭の奥の方で、咲いているピンクの石楠花も、満開です。
楓の影になって、いつもあまり目にとまらないかもしれませんが、意外に毎年、きれいな花をつけてくれるんですよ。
石楠花が一段落する頃に、牡丹の花が咲きはじめます。
今年は、五つ。。。
大きくて存在感のある花です。
でも、花びらは柔らかいので、風が吹くと優しく揺れて、とても心が和みます。
牡丹が終わる頃になると、その傍らにある芍薬の順番。。。
今は、まだ蕾ですけど、たくさんの蕾をつけています。
今から楽しみです。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
百合もその後に控えていますので、それぞれの花の姿をいらっしゃるごとに、見比べてみてください。
どっしりとして、存在感のある花木だけではなく、木の下や影に隠れたところでも、ひっそりとその花らしさをアピールしている花々もいます。
庭石の影になって、待合室からは見えにくいのですが、小さなすずらんも咲いています。
「君影草」という名のごとく、葉の陰から、ちょっぴりと顔をのぞかせて、「私はここにいますよ。。」とささやいているかのようです。
数年前に花壇に植えたオダマキも、株が大きくなって、今年も私たちを癒してくれています。
きれいな紫色のグラデーションが、いいですよね。
山茶花の下に植えた芝桜。。。
植えてからの2年ほどは、あまりきれいに咲いてくれませんでしたが、今年はようやく、きれいに咲きそろいました。
他にも、紫、白、ピンクのシラー・カンパニュラータが小さいながらも、あちこちに自己主張しています。
本当にこの時期は、1日、1日、庭の様子が変化して、眺めるが楽しみな季節です。
待合室に入ってくる日差しも、ちょうど心地よく、風もほどよく通るので、お茶を飲みながら、ゆっくりすごすには、とてもいいですよ。
是非、一休みしながら、それぞれの個性いっぱいに、一生懸命咲いている花たちをみつけてあげてください。
今日は水曜日で、午後から児童相談所での診察の日。
午前中の診療が長引いて、家をでるのが少し遅くなってしまい、ちょっとぎりぎりの時間でした。
近くの駐車場に車を止め、そこから1分ほどの相談所へ。。。。
いつもの通り道をいつものように歩いて行くと、ふと目についた足下のクローバー。
ほとんどが、普通の三つ葉のクローバー。。。
気にも止めずに、通り過ぎればそれまでのものでしたが、天気も悪く、なんとなく足が重かったのもあり、ちょっとだけ足を止めて、そのクローバの株をちょっと探索。
すると。。。。
ちょっと葉をかき分けたところに、一本だけ、四つ葉のクローバーが、隠れていました!
まるで、今日それを見つけることが、どこかで何かに導かれていたみたいに思えて、とてもうれしくなって、その一本を優しく摘んで、児童相談所へ行きました。
帰るまでにくしゃくしゃにならないように、持っていたティッシュにそっと包み、書類にはさんで。。。
そうこうしているうちに、どんよりとしていた空も、何となく明るくなり、青空が見えてきて。。。
なんとなく、いいことが起こりそうな予感。
それまで空模様と同じにどんよりとしていた気分もちょっと軽くなり、その後の仕事もスムーズに終了。
ささやかな幸せ気分をいつまでも覚えていたくて、帰ってきて、早速、押し花にしました。
ただの道端の雑草と、なにげなく通り過ぎてしまったら、見つけられなかった幸せのクローバー。。。
たまには、忙しい足を止めて、ちょっと寄り道もいいものですね。
ちなみに、四つ葉のクローバーは、たくさん人に踏まれて、痛めつけられたところに、突然変異のようにして、生えてくるのだそうです。
苦労をして、辛い思いをして、自分らしさを獲得したクローバー。。。
だから、幸運をもたらすと言われるのかもしれませんね。