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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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怪我の功名

gremz213.jpgしおれてしまったので、あわてて更新したのですが。。。

その更新で、今日は元気になっただけでなく、成長もしてました!

世の中、悪いことばかりではないですね。

あきらめない気持ちや努力は、やっぱり報われるようにできているのです。

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冬到来?

またやってしまいました!

それにしても。。。1週間は早いですね。

うかうかしているとすぐに樹がしおれてしまいます。(泣)

ここのところ、何かと所用が多く、庭の春に向けての準備もいつになるやら。。。という感じです。

各地から初雪のニュースが聞こえてきて、いよいよ冬到来だな。。と思っていたら、台風14号が発生しているとのこと。。。

初雪と台風。。。

同じ国でおこっているとは思えない取り合わせ。。。

奄美大島は、先日来の大雨の被害も痛々しいのに、台風なんて、ちょっと心配ですよね。

とはいえ。。。

やっぱり福島は、すっかり冬到来のようです。

(球根。。。パンジー。。。あ~。。季節は待ってはくれないみたいです。(泣))
 

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「こそ」の二文字の置きどころ

世の中は 「こそ」の二文字の置きどころ 

おさまるも「こそ」 乱るるも「こそ」



今日、みつけた言葉です。


「~であるからこそ、~である。」

私達は、日頃何気なく、あることを強調するときに「こそ」という二文字をつかいます。


「あなたが健康でいてくれるからこそ。。。」

「あの人ががんばってくれるからこそ。。。」

そんな風に言われたら、人間関係がぎくしゃくすることは、あまりないかもしれませんね。


でも、

「私ががんばっているからこそ。。。」

「私ががまんしているからこそ。。。」

ついつい自分の行為の方を強調してしまうと、言われた方もちょっと言い返したくなったりもします。


同じ「こそ」でも、つけどころを間違うと思いも寄らない事態を招きかねません。


世の中は 「こそ」の二文字の置きどころ 

おさまるも「こそ」 乱るるも「こそ」


日々心がけて、「こそ」のつけどころを間違えないようにしたいものですね。


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10月の言葉

無財の七施

慈眼施 それは優しいまなざし

和顔施 微笑みの顔を向けること

愛語施 心からの優しい言葉

身  施 行動で人に尽くすこと

心  施 思いやりと共感を惜しまずに

床座施 席や立場を譲ること

房舎施 人をもてなす親切心

          「こころのしあわせ」より

 
 
財産や地位がなくても、誰でも簡単にできる布施の行を仏教では、このように言うのだそうです。


慈しみに満ちた優しいまなざしと和やかな表情でいつも万物に接すること。

そして、慈愛にみちた優しく、あたたかな言葉を心がけ、身をなげうって人のために尽くす奉仕の心。

人のことを我がことのように、共感し、その痛みを感じ取ること。

たとえ自分は疲れていても、人のために席をゆずったり、急いでいても道を譲ったり、時にはその地位を競争相手に譲ったりしても、悔やんだりねたんだりしない心

自分が、雨に濡れても相手に傘を差し出すような、そんな思いやりの心をもって、相手の難を気遣い、家に招き入れる行為。


確かに、心がけ一つで、誰にでも、今から始められるものばかりです。

そう言えば、前に働いていたところの院長先生は、お坊さんという二足のわらじを履いていましたが、その院長室に掲げてあった言葉が、「和顔愛語」でした。

数年前にお亡くなりになったのですが。。。
患者さんに接するときには、どんなときにも、とても優しいまなざしと穏やかな言葉かけだったのを思い出します。

院長先生の診察を側でみながら、「自分もこんな風に患者さんに接したいものだ」と思ったものでした。

無財の七施。。。

ちょっと今までの自分を振り返り、日々の診療でちゃんとできているのかしら。。。と反省しつつ、
今日もにこやかに。。。穏やかに。。。。
 

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永遠の0

かなり久しぶりに小説を読みました。

もともと小説のたぐいは、一気に読みたいほうなので、ゆっくりと」時間がとれないときには、読みたいと思う本があってもなかなか手が出す気になれないのです。

一気に読まないと感情移入が分断されて、なんとなく読後の物足りなさを感じてしまうからです。

だからもっぱら、時間がないときの読書は、気軽に読めるエッセイとか、短編が多いです。


「永遠の0」

だいぶ前から、本屋さんに行くたびに、手に取り、気になっていた小説です。
でも、ちょっと分厚い本なので、手にとっては、「う~ん、今は無理。。」とあきらめていました。

先日、子供達と久しぶりに本屋に行き、やっぱり目にとまってしまったこの本。。。

今なら、読めるかも。。と思い、購入しました。
だけど、やっぱりすぐには読めず、そのまま机の上に放置されていたのですが。。。


先週末の東京往復の道連れに、いよいよ読めるかも。。。と思い、バッグに入れてでかけました。
新幹線で、とりあえず落ち着いて、これから2時間。。と、おもむろに取り出し、読み始めたわけですが。。


読み始めの数ページから、いわゆる、「はまってしまった!」状態になり。。
もう、一気に読み進めるモードに切り替わり、降りる間際まで目が離せない感じでした。


「永遠の0」のゼロは、零戦のゼロ。

終戦から60年目の夏、主人公が、零戦に乗って命を落とした自分の祖父の過去を調べはじめるところから物語は、はじまります。
それは、同じように零戦に乗って、厳しい戦争をくぐり抜けて、数少ない生き残った人からの生の声を聴きながら、主人公がその時代の若者たちの生きてきた過程を追体験していくような描き方がされています。

その当時の日本軍のありかたや、前線で闘っていた人たちの真の想いが誠実に、かつ淡々と描かれ、随所で心が締め付けられる想いがします。

徐々に浮かび上がってくる「祖父」の人間像には、言葉では言い表せない崇高さを感じました。

そして。。。。

クライマックスでは。。。。。


あとは、これから読まれる方のために、内緒です。


読後には、静かな感動が残ります。
そして、「生かされている」自分を感じます。

読書の秋に、ちょっとおすすめの一冊です。

 

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