幼い頃、女の子はどんなに「へちゃむくれ」でも、かわいい、かわいいと言って育てるのがいいのだと、よく母が口癖のように私に話していました。
そうするとその子はよく笑うようになり、笑顔が素敵な子になって、みんなにかわいがられていくのだそうです。
そして、そう言ったあと決まって母は、「晴美もそうして育てたから、笑顔がいいでしょ?」って言うのです。(笑)
ありがたいことに。。。確かに私はよくみなさんに、笑顔を誉めていただける人間に育ちました。
今の仕事に就いて、母が与えてくれたその「笑顔」は私にとって、財産だと思います。
(しかし、残念ながら、その自分の笑顔を私自身はみることはできないのですが。。。)
でも、どこか。。何か。。すっきりしない引っかかりも。。。。(笑)
その前振りのフレーズにこだわってしまうのは私だけでしょうか。。。(笑)
まあ。。それは良しとして。。。
その反対に、何かおもしろくないことがあったとき不機嫌そうにしていたり、叱られて大泣きしたりしていると、いつも母に、いますぐ鏡で自分の顔を見てきなさいと言われたものでした。
鏡に映った自分の顔をみて、不快だと思えば、自然に表情はかわってくるものだと。
そして表情が変われば、いつしか気分も自ずと変わってくるからと。。。。
素直な幼い私は、そう言われてどれどれと泣きじゃくりながら鏡を見に行き、「あ~こんな顔、嫌だな。。」と、母の思惑通り、思うわけです。
結果。。。
泣いたり、怒ったりするのも嫌になって、「かわいいね」って言ってもらえるいつもの笑顔にならざるを得ない。
だらだらと多くを説教するより、効率のいいしかり方だな。。。と今、つくづく母の教育に感心したりします。
通常、感情が表情をつくっていくものですが、実は表情が感情をつくるっていうこともあるのですよね。
悲しいときや苦しいとき、怒っているとき。。。普通は自分の顔をみることはありません。
でも、そんなときちょっと鏡をのぞいてみてはいかがですか?
少し、気分が変わっていくかもしれませんよ。
私は、いつもマイナスの感情が心を支配してしまっているとき、いつも幼い頃、泣きながら見た自分のくしゃくしゃの顔をおもいだして、「あ~きっと今、あの時のように、あんまりいい顔してないよな。。笑って、笑って。。。」と、少しマイナスのトーンを落とすようにしています。
それだけでも、心のありようが変わっていくのですから、不思議ですよね。
こんな気分転換法。。。ちょっと試してみてはいかがですか。
[3回]
「笑顔」で、思い出した曲があります。
グレープの「笑顔同封」
その人を思い浮かべたときに、いつも笑顔が浮かんでくる人は、それだけで素敵な人だなって思います。
手紙を受け取っただけで、「笑顔」が弾けてこちらもうれしくなるような。。。
笑顔は、人を幸せにして、自分も幸せにするのです。
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