[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
どんなに世の中で、大変なことがおこっていても、自然の流れだけは、忘れずに繰り返されています。
長い冬が終わり、クリニックの庭には福寿草や水仙が咲き始めました。
あちこちから毎年咲き乱れる様々な花々の芽が顔を出しています。
子供達のいる神戸からは、まさに桜満開の知らせが届きました。
この時期、いつもなら窓を開け放てば、心地よい春の風がさわやかにクリニックを通り抜けていきます。
残念ながら、今年は原発のこともあり、締め切り状態。。。
庭の手入れも手つかずで、雑草も元気です。(泣)
それでも、花々は私たちを励ますかのように、約束通り、咲いてくれています。
疲れているときには、そういう周りの変化にもなかなか目が行くことはありませんが、待合のわずかな時間だけでも、みなさんの和みになれば。。と思います。
今は荒涼とした土地がこの東北の地のあちらこちらに拡がっていますが、きっと「春」はやってきます。
見てくれる人がいようといまいと、けなげに約束通りに咲いている花をみると、不思議にそう信じることができます。
みなさんも、是非周りに訪れた小さな春を見つけてみてください。
元気の素がもらえるかもしれません。。。
桜は超えてきた冬が厳しければ厳しいほど、重い実のあるつぼみをつけ、より美しく咲くのだと聞いたことがあります。
東北の桜が東京より、大阪より、ずっと美しくあるのはたぶん、凍りつく下枝に降り積む雪の重みに耐え、春の訪れとともにその重みをしなやかな鞭のように一気に跳ね返しているからなのだ、だからこんなにも美しいと、いつか弘前の桜を見たときに感じたことがありました。
つい先日、震災後の東北を周る機会がありました。行く先々で、淡々と寡黙に力合わせて秩序正しく、時には笑顔さえ浮かべ復興に向かう東北の方々に頭が下がる思いで、襟をたださずにはいられませんでした。
さまざまなこと思い出す桜かな。
先生のおっしゃる通り、間違いなく、約束通り今年東北にも桜は咲きます。
今年の桜は東北のすべての方の心に深くしみる桜であることと思います。
いくつかの春が来て、復興がなされたとき眺める桜に、あの春はよく頑張ったね。
そう語り合える東北であること祈っています。
そのためにわたくしもまた微力ではありますが、尽くすつもりです。
頑張りましょう。