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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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家族の定義

「万引き家族」を観てきました。
最初の上映の時はなかなか時間が合わずに見逃してしまっていましたが、今回凱旋上映ということで、スタッフとともに鑑賞しました。
淡々とした中にとても考えさせられるものが詰まっている、そんな映画でした。

それぞれの事情でひとつ屋根の下で家族のように生活を共にする人達。
それは本物の家族よりもあたたかくて。。。
社会的に見れば決して称賛される生活ぶりではないですが、他人の孤独を感じ、守り、癒す。。。そんな人としての心をなくしてはいない不器用な似非家族。

ある事件をきっかけにばらばらになり、社会的には容認された環境に戻っていくのですが、それはまたそれぞれの孤独の始まり。。

何をもって家族と定義するのか。。。
なんとも切ない映画でした。

まだご覧になっていない方、おすすめです。

印象に残った台詞をひとつ

「捨てたんじゃないのっ!
拾ったのぉ!!!
捨てた人は別にいるんじゃないんですかっ?」

どんな状況で言われた台詞かを話すとネタバレになるので気になる方はどうぞ本編で。。。

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ほっこりとあたたかい映画です

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

この長い、意味深なタイトルの映画を観てきました。

9・11でお父さんを亡くした少年が父親の部屋で見つけた鍵の手がかりを探す旅をする中で、父の死を乗り越えていくというストーリー。。。

ただシンプルに、親子の絆を題材にした映画を想像して、観に行きました。

クイズ番組で優勝した、役者経験のない少年が、主人公のオスカーに抜擢されたという情報もちょっと関心があり。。。


見終わって、なぜこの子でなければならなかったか。。。よく理解できました。

主人公の子供、オスカー少年にはアスペルガー症候群という障害があり、独特の資質と才能をもつ半面、様々なものへの不安、恐怖も併せ持っています。

父親はその彼の特性を十分理解し、彼をサポートしながら、うまくコントロールしている存在でした。

その司令塔とも言うべき父を亡くし、彼の中での混乱が始まります。


その混乱の中で偶然、みつけた一つの鍵。。。

そこから始まる彼にとってみれば、実に壮大で危険と不安に充ち満ちた探索の旅。。。

途中で彼の旅を手伝ってくれる祖母の家の物言わぬ年老いた「間借り人」。。。

見守りつづける母。。。


映画全体にあったかな空気が流れ、心を揺さぶられます。


アスペルガー症候群という一般的に理解されにくい障害の特徴をよくとらえて描かれていたと思います。

ただ。。。まったくこの障害のイメージがないままにみると、頭はいいけどちょっと気弱でわがままで傲慢な子供というだけの印象で終わってしまうかもしれませんが。。。。

それでも。。。脇を固める俳優陣が、やさしく彼を包み込むように物語は進んでいくので、それだけでもほっこりとなれる映画です。

おすすめの一編です!




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泣きたいときには泣ける映画を。。。

感情を解放したくなったとき、映画を観ることが多い。

泣きたいときには泣ける映画を。。。
笑いたいときには笑える映画を。。。

でも、時々期待に反して、不完全燃焼の時もあるのですけど。 そ
ういう時は、ちょっとストレスが倍増します。(笑)

今日は、久しぶりに号泣してしまった映画をご紹介します。

『さくらんぼ 母ときた道』という中国の映画です。

内容を話すには、言葉はあまりにも薄っぺらで、なかなかこの映画の良さを伝えきれない気がするので、「無償の親の愛」がテーマだとだけお伝えしておきますね。

泣きたい方は、是非ご覧になってください。

かなりオススメです!!

予告編はこちら。。。。




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気がつけば涙。。。

週末になると昔から、夜更かしをしてしまう癖があります。

明日は休みだという安心感から、ついついこの自由な時間をただ眠るためだけに費やしてしまうことのもったいなさ。。。

そんな思いがあるからでしょうか。。。

患者さんには、日頃、睡眠は大事です。。早く寝ましょう。と指導しているにもかかわらず、自分ではなかなか守れない。。。なんとも説得力のない話ですよね。

そんなわけで、昨夜も気がついたら、かなりの夜中。。。

それでもまだまだ睡魔が襲ってきそうもなかったので、映画を観ることに。。。

選んだのは、「リトル・ランボーズ」

「大人になるしかなかった子供と子供らしさを禁じられた子供。。。
そんな2人が出逢った。。。」

そんなキャッチ・コピーの映画です。

厳格な規律に縛られて、俗世的な娯楽を一切禁じられて育った子供と親が不在の家庭環境で孤独を隠し、つっぱって生きている子供。。

そんな2人が出逢い、映画をつくることで友情を深めていくのですが。。。。

映画作りを通して、初めて子供として楽しい時間を体験し生き生きとしていく子供。。。
孤独だった日常に、映画を共につくる友だちを得て心が癒されていく子供。。。

友情と信頼は永遠に続くものだと思えたけれど。。。

でも、いつしかその2人の心に溝ができはじめ。。。

前半は、ふたりの楽しげな映画作りのシーンに、ほほえましく引きこまれていきます。
後半以降。。。。ふたりの心にいろいろな変化が起きはじめ。。。

最後は、切ない涙。。そしてあたたかな感動へと導かれていきます。

とても優しい気持ちになれる映画なので、家族で観るといいかもしれませんよ。

おすすめです。





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ちょっとほっこりな気分

久しぶりにのんびりした時間が与えられて、観た映画。。。

ストーリーも何も知らなかったのですが、タイトルがちょっと気になって。。。

『やさしい嘘と贈り物』

物語は、ひとり暮らしで孤独な老人の生活の描写から始まります。

単調で寂しい一日。。。

毎日同じようにひとりで朝を迎え、近くのスーパーに仕事に出かける。

そんな退屈な毎日に、近くに越してきたというひとりの女性が現れて。。。

そこから、その老人の退屈な日々は一変します。

でも。。。。

なんとなく訳がありそうな。。。そんな感じで物語は進んでいき、最後には。。。じんわりと涙が頬を伝います。

是非。。あなたの隣にいる大切な人と観てください。



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