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以前から、一度読んでみたいと思っていて、なかなかその機会のなかった本を最近、書店でみつけて買ってきました。
診療のちょっとした合間の息抜きに読み始めたのですが。。。。
これがなかなかおもしろい内容で。。。。
アリやハチの研究から得られた特有の社会構造とその維持のための効率的な工夫。。。。
しかも、それが遺伝子レベルで規定されていることの驚き!
人間社会のあり方も考えさせられるようなその内容は、結構興味関心をそそられますよ
種々のストレスが蔓延しているこの世の中で、健全な社会や組織を構築・維持しながら、みんなが平和に暮らしていくための工夫をもっと学んだ方がいいのかも。。。と思いました。
「働かないアリに意義がある」
息抜きをするのが下手で、いつも悪いストレスを抱え込んでしまう方には、是非読んでいただきたい一冊です。
「考える」って、一人ですることみたいだけど、
他の人と意見を交換しあいながら深めて行くものなんだよね。
考える絵本6 「子ども・大人」 あとがきより
なんとなく、おもしろそうだなと思って、生協の宅配で注文した絵本。
届いて早速、開いて読んでみました。
ユーモラスな絵と「なるほど。。」と思う子どもの疑問とおとなの都合。。。
忘れていた子ども時代をふと思い出し、大人になった今の自分を振り返る。。。
思わず、苦笑。。。
こんな絵本を子どもと一緒に読んで、いろいろな思いを語り合えたら、きっと素敵な考えが拡がっていくんだろうな。。。と思いました。
子どもだった自分を思い出し、経験してきたことを一方的に押しつけるような話し方ではなく、子どもの純粋な疑問にまっすぐ向き合って、意見が交わせたら、たぶん親子の感情的な隔たりも少なくなるのかもしれませんね。
大人にも、子どもにも、おすすめの1冊です。
かなり久しぶりに小説を読みました。
もともと小説のたぐいは、一気に読みたいほうなので、ゆっくりと」時間がとれないときには、読みたいと思う本があってもなかなか手が出す気になれないのです。
一気に読まないと感情移入が分断されて、なんとなく読後の物足りなさを感じてしまうからです。
だからもっぱら、時間がないときの読書は、気軽に読めるエッセイとか、短編が多いです。
「永遠の0」
だいぶ前から、本屋さんに行くたびに、手に取り、気になっていた小説です。
でも、ちょっと分厚い本なので、手にとっては、「う~ん、今は無理。。」とあきらめていました。
先日、子供達と久しぶりに本屋に行き、やっぱり目にとまってしまったこの本。。。
今なら、読めるかも。。と思い、購入しました。
だけど、やっぱりすぐには読めず、そのまま机の上に放置されていたのですが。。。
先週末の東京往復の道連れに、いよいよ読めるかも。。。と思い、バッグに入れてでかけました。
新幹線で、とりあえず落ち着いて、これから2時間。。と、おもむろに取り出し、読み始めたわけですが。。
読み始めの数ページから、いわゆる、「はまってしまった!」状態になり。。
もう、一気に読み進めるモードに切り替わり、降りる間際まで目が離せない感じでした。
「永遠の0」のゼロは、零戦のゼロ。
終戦から60年目の夏、主人公が、零戦に乗って命を落とした自分の祖父の過去を調べはじめるところから物語は、はじまります。
それは、同じように零戦に乗って、厳しい戦争をくぐり抜けて、数少ない生き残った人からの生の声を聴きながら、主人公がその時代の若者たちの生きてきた過程を追体験していくような描き方がされています。
その当時の日本軍のありかたや、前線で闘っていた人たちの真の想いが誠実に、かつ淡々と描かれ、随所で心が締め付けられる想いがします。
徐々に浮かび上がってくる「祖父」の人間像には、言葉では言い表せない崇高さを感じました。
そして。。。。
クライマックスでは。。。。。
あとは、これから読まれる方のために、内緒です。
読後には、静かな感動が残ります。
そして、「生かされている」自分を感じます。
読書の秋に、ちょっとおすすめの一冊です。
「だから優しく、と空が言う」
タイトルを見た瞬間、惹き付けられるように手にとってページをめくり、無心に読みました。
一目惚れ。。。という感じで迷わず購入。
時に透き通るように晴れ渡った空。
時に切なげな夕焼け。
時に草原の緑と風を包み込むように拡がる青空。
時にまっ白い雲と楽しそうに笑う空。
いろいろな顔で、疲れた心を癒してくれる空の写真と、心の奥底に静かに優しく語りかける言葉たち。。。
だから優しく
と、空が言う
さびしさを
あいまいにして
あの人も生きている
(本文より)
どのページをめくっても、優しい言葉たちが、そっと心に入り込んできます。
寂しいとき、疲れたとき、心が折れそうなときに、おすすめの一冊です。
くりかえし
あたらしい空が生まれる
泣き続けてはいけない理由
(中略)
あした
あたらしい空が生まれる
歩き続けなくてはならない理由
(本文より)