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クリニックでお出ししているコーヒー。。。
ドリップする機械は、まだまだ使えそうなのですが、ポットの方がプラスチック製なので劣化して、ふたの部分が割れてきていました。
開業当初から使用しているので、かれこれ8年、ほぼ毎日。。。しかも1日に平均3回以上。。。
それでもポットは2つを交互に使い回していました。
新しく、同じポットを交換すればいいのでしょうが、型もふるくなっていて、売っているのかどうか。。。
。。。なので新しく、買い換えることにしました。
まずは、品物を選んで、インターネットで安くで手に入るショップを見つけて、とりあえず注文。
特に味も今までのものと遜色なかったので、替えのポットを購入しましょう。。ということになり。。。
これもまたネットで部品探しをしたわけなんですが。。。
先に購入したフルセットより、部品のポットの方が高い値段。。。
標準小売価格で考えれば、ポットだけの方が安いのですが、もともと標準小売価格の50%以下の値段で売っているものですから、結果的にポットを単品で買う方が高くなるという仕組み。。。
結局もう一台、フルセットで購入した方がお得!って言う訳。
物の値段って、あるようでないんですね。
いったいどういう風に決められているんでしょうか??
安い値段で手にはいるのは、消費者にとっては良いことですが、考えてみるとやっぱり、おかしな話です。
物を大事にしましょう。。。環境に優しくなりましょう。。。っていくら世の中が叫んでも、結局こういった現象があるわけですから、使い捨ての習慣はなくなりませんね。
まあ、おばさんのつぶやきは、このへんにして。。。
。。。というわけで、今度から、新しいコーヒーポットがデビューします!
お楽しみに。。。。
先週末、息子の卒業式でした。
その前に降った雪のため、校庭がぬかるんでいるため、できるだけ車での来校を控えて欲しい。。ということだったので、息子と一緒に歩いていくことにしました。
そういえば、こんな風に一緒にこの道を歩いたのは、いつだったのだろう。
入学式の日も車だったのかもしれない。
そんなことを思いながら、テクテクと歩いていました。
もともとおしゃべりな息子ではあるのですが、その朝は特にいろいろと通学路のあちこちに残る、彼なりの想い出を語ってくれました。
「ここの家では、よく干し柿がぶら下がっていて。。。」
「この石垣には、いつも朝顔がたくさん咲いているんだ。」
「この家のおじさんは、いつも朝早くから庭木の剪定に余念がない。。。」
「最近、新築された大きな家。。。すごいよね。」
「ほら、随分前から、この敷地、更地になって。。。子供達の遊び場になってるんだよ。あれ、きっと雪だるまの残骸。。。」
「あの土手は、霜柱がたくさん出来て、あるくとサクサクって気持ちがいい。。結構、面白いんだ!」
次から次に話される内容に、「ふ~ん」と相槌をうちながら、毎日何気なく通学しながらも、四季様々にいろいろなことを感じ通っていたんだなと今更ながら、感動。。。
そういえば、いつの頃からか、彼と話すとき、頭の上から声が聞こえるようになって。。。。
何かにつけ、パニックになって感情を爆発させていた彼も、気がついたら随分大人になっています。
最近では、私を気遣って、優しい言葉をかけてくれたり。。。
それなりにちゃんと時間は流れ、成長していたんですね。(笑)
忙しさを言い訳に、なかなか学校に行くこともなかったのですが、中学生活最後の日に、一緒に歩いて登校できたことをきっと忘れることはないでしょう。
彼をいつも見守り、四季折々に楽しませてくれた通学路の風景に感謝しながら、歩いた朝。。。
今日は3月3日、ひなまつりです。
クリニックに飾ったおひなさまも、随分、色々な人に誉めていただき、ありがとうございました。
節句が終わったら、早く片付けないと、お嫁に行き遅れるという言い伝えがありますが、待合室になごやかな雰囲気を与えてくれたおひな様が、いなくなってしまうとちょっと寂しい感じになるのではないかと、心配です。
でも、やっぱり季節のものなので、あまり遅くならないうちにかたづけようと思っています。
ところで、おひな祭りの菱餅の色の順番の意味をご存じですか?
上から桃色、白、緑という順番が一般的なのだそうですが。。。
桃色は、桃の花。。。
白い色は、雪。。。
緑は、芽を出そうとしている草木。。なんだそうです。
桃の花が咲く頃、残雪の合間から見られる、新芽。。。
そういう風景を描いているのだとか。。。
なんか、想像すると素敵な風景ですね。
どんなものにも、込められた意味があり、そのひとつひとつの意味を知ることで、また一段と趣深くなるものです。
本当に春はそこまで来ています。。。
娘へ
高校卒業おめでとう。
長く、辛い高校生活でしたね。
それにしても、あなたはよく頑張りました。
頑張り抜きました。
母は、誇らしく思います。
花道をしっかりと顔を上げて、胸を張って歩いてくるあなたを見つめながら、母はあふれる涙を止めることができませんでした。
入学の時、同じ花道を誇りと自信に満ちあふれて、あなたは歩いていました。
その時、あなたの高校生活に、こんなストーリーが準備されていたことを、だれが予想していたでしょう。
きっと誰もが、あなたの高校生活は、希望とあふれんばかりの光で輝くものだと思っていたにちがいありません。
でも、あなたに準備されていた道は、そんな想像とは裏腹のとても孤独な道なき道でしたね。
「卒業」ということにこだわらなければ、引き返すことも出来たはず。。。
もっと楽な道も選べたはず。。。
でも、あなたはやり遂げました。
石ころだらけで、草ぼうぼうの荊の道をつまずき。。。ころび。。。時に血を流しながらも逃げ出すことも、投げ出すこともせず、あなたはやり遂げたのです。
そんなあなたが入場してくる姿は、入学してきた時とは数段、輝き、まぶしく、ほかの誰よりも堂々としていてましたよ。
「見てください!これが私の娘です!」
そう、大きな声で叫びたいくらいでした。
「神様は、その人が乗り越えられない試練は与えない」
あの日、あなたにそう言いながらも、母は神様を恨んでいました。
何故に、今ここで、こんな試練をこの子に与えるのだと。。。
そして、乗り越えて欲しいと祈りながらも、不安と悔しさで心は押しつぶされそうでした。
神様は、時々、人に試練を与えるのだそうです。
きちんとその人なりに答えを出して、その試練を上手に乗り越えることが出来たら、次のステップに進めるのだと。。。
でも、諦めたり、投げ出したり、間違った道を選択すると、「追試」という形で、同じような試練をまた神様は与え続けるのだそうです。
その人にとっての正しい答え。。。それが導き出されるまで。。。
あなたは今、しっかりと孤独に耐え、痛みに耐え、たくさんの涙を乗り越え、「神様の試験」に見事に合格したのですね。
おめでとう。。。
心からこの言葉を贈ります。
ほかの人から見れば、遠回りした高校生活だったけれど、その遠回りした道で、あなたは何を見つけましたか?
まっすぐなきれいな道だけを歩いていたら見つけられなかった宝物が、たくさん落ちていたはずです。
今は気がついていなくても、人よりも遠回りして歩いてきたその道でなければ、出会えなかった人、感じられなかったこと、考えようもなかったこと、苦しみ。。。哀しみ。。。そのすべてが、あなたの「宝物」だといつか笑って語れる日がくる。。。
そして、遠回りだと思っていた道が、実は正しい道だったのだと思える日が来る。。。
母は、そう信じています。
だから、この道を歩かなかったら、出会えなかったであろうあなたの「夢」に向かって、自信をもって、しっかりと一歩を踏み出してください。
きっとその「夢」が、神様がこの試練を乗り越えたご褒美として、あなたに託した次のステージへの切符です。
卒業おめでとう。
さあ、新しいステージの始まりです!