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ごく普通の精神科医がごく普通の日常を綴っています
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デザイン変えてみました!

ホームページのデザインを変えてみました。

内容はほとんど変わりませんが、ロゴに使われている色を基本色にして、ちょっと優しい雰囲気にしてみました。

お時間があるときに、のぞいてみてください。


ついでに、このページも模様替えです。

残暑が厳しい毎日。。。

早く秋の風が吹いてこないかなぁ~

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新顔です

CA3J0077.jpg  このところ何かと多忙なのと、震災以来の原発事故の影響で、なかなか庭の手 入れもままならず。。。

花壇への花の植え込みもできぬまま。。

待合室の前にあるデッキに、花もなくなってしまって、なんとなく寂しい待合室になっていました。


先日、ちょっとした用事で花屋さんに立ち寄ったときに、なにげなく目にした一対のお人形。

「連れてって」

そんな風に聞こえてくるような感じで、一目惚れしてしまいました。

ちょっと思い切った買い物でしたけど、我が家に連れて帰ってきました!

寂しかったデッキも、ちょっとだけ賑やかになりましたよ。

今度クリニックにお越しの際には、是非かわいがってやってください。

ちなみに、この子達のお友達も一緒です!


CA3J0074.jpg    CA3J0075.jpg

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そんなことって。。。!?

日常の臨床の中で、病気になって仕事を長期に休むことになってしまうことがあります。

それでも、長い長い辛く苦しい休職期間を乗り越えて、復職をするほどに回復したときには、主治医としてもとても喜ばしいことです。

以前は復職となると、ストレートに本業にもどり、時間もフル稼働になることが普通でした。

メンタルヘルスが叫ばれて、いろいろと理解が進む中で、復職に際してリハビリ的な就労トレーニングをする機関も増えてきており、それにともない、大きな企業では産業医の面接等も義務づけられるようになり、そこで主治医とは別に復職に耐えうるかどうかを診断するというシステムも定着しつつあります。

それはそれで、客観的に判断していくと言う意味においてはいっこうに構わない制度なのですが。。。。

復職の直後は、結構緊張するものです。

長い休みを取っていたわけですから、それなりに自信もなくなっています。

自分がいなかった間の職場の雰囲気の変化や同僚、上司達の思いなど、良きにつけ悪しきにつけ、敏感に感じたり。。。

充分によくなっていたつもりでも、少しずつ微妙な軌道修正や精神的サポートが必要になることもあります。

なので、私はいつも復職前後の診察は、通常1週間に1回。

それは、どんなによくなっている人であったとしても、復職の様子が軌道にのるのを見届けるまでは、そういう方針でこれまでやってきました。

そうしてこまめに診察することで、再燃、再発も少なくなるような気がしています。


先日。。。復職前の患者さん。。その勤め先で委託している嘱託の先生に復職前診察を受けに行きました。

その前に私のところへやってきて今後の方針を聞いて帰った人事担当の職員さんが、当院での方針や現状をお伝えしたらしいのですが。。。


「1週間に1回も通院しなければならないのは、治ってないからじゃないの?」

というようなことになってしまい、その後の診察もなく帰されてしまったのだとか。。。

う~ん。。。。そう言われましても。。。(困)

それが我が家のやり方でして。。。

その一部始終を聞かされて、これからどうしたものかと。。。途方に暮れてしまいました。

主治医的には復職リハビリも順調に進んで、なんの問題尾なかったのですけど。。。

う~ん。。。診察の頻度で回復の度合いを判断されるとすれば、我が家に通院する患者さん達、ずっと復職できないということになりかねないです。

でも、やっぱり復職直後は、どんなに安定して見えても、軌道に乗るまでは、細やかに診察したいなぁ。。。

困ったな。

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気分転換

もう6月も終わりですね。。

あっという間の3ヶ月でした。

昨年から庭の土壌改良や施肥、消毒など定期的に行ってきたので、今年はたくさんの花々が綺麗に咲いていたのですが。。。

原発事故の影響で、窓も開けられず。。。

みなさんに存分に花を楽しんでいただくことができませんでした。

花壇もなかなか夏向けに植え替えることもできず。。。

どうしたものかと考え込んでしまいます。

来年こそは、綺麗に咲いた花を、皆さんに愛でていただけるような環境になっていることを願うばかりです。

私も少しばかり。。。疲れを癒しに。。この週末は福島をちょっとばかり脱出します。

と言っても。。。お薬の勉強会への参加なのですけど。。。

それでも少しだけ日常から離れて、普段と違う風に当たってみる。。。

場所が変わるだけでもちょっとした気分転換になりますよね。

福島以外の土地の風にあたって、リフレッシュした気分で、また元気を皆さんと共有したいと思います。

では。。。行ってきま~す。

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またここで。。。。

「またここで、先生に会いたいですね。。。」

にっこりと笑いながら、その患者さんは診察室を出て行きました。

一ヶ月に一度受診されるその方は、先日計画避難の対象地域に指定された飯舘村の隣の町。。。

放射能の環境濃度も他と比べれば決して低くはない区域。

原発事故のリスクレベルが5からいきなり7に引き上げられ、避難対象地域がじわじわと拡大しつづけ、毎日食べ物や水道水、環境の放射能レベルの発表に、一喜一憂する日々。。。

そんな不安などお構いなしに繰り返される震度5~6レベルの余震。。。
余震の怖さより、その余震で原発はどうなったの?という一触即発状態の現状にハラハラして。。。

それが今の福島です。


「またここで、会いたいですね。」


この何気ない、シンプルな言葉に込められたその患者さんの複雑な心情を思うと切なくなりました。


またここで。。。それはいつもなら当たり前のこと。

あたり前のように私がここにいて、当たり前のように患者さんが訪れて。。。そして、お互いに元気であることを確かめ合って、そしてつぎの受診まで当たり前に生活する。

それが当たり前でなくなるかもしれない。。。。

それは私たちにとっても、とても寂しく、辛い現実です。

それでも。。。。
いや。。だからこそ、私たちのクリニックは許される限りここにありつづけ、患者さんがどこに行かれても、よりどころとなれるようなクリニックになりたいな。。。と、あらためて思いました。


そうですよね。。またここで、是非会いましょう!
次の時も、またその次の時も。。。。
私たちはいつものように変わらずに、どんなときでもたくさんの笑顔を準備して皆さんをお迎えしますよ!



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